動画の画質を考査する


HD1の手ぶれ補正に嫌気がさし、舞い戻ってまいりました。
これぞ、光学手ぶれ補正の最前線。4GBのSDHCを使えば10Mbpsで50分
5Mbps(DVDと同等)で1時間40分も撮影可能です。




これは違うカメラですが、しくみは一緒。ライカディコマーが超絶の映像美を余すことなく集光し
光学手ぶれ補正でブレのない緻密な像を結びプリズムで分光された光は3つのCCDにそれぞれ
電荷に変換されます。すばらしい!ハードウェアMPEGも申し分ない稼動状況です。

デジカメの動画機能とは一線を画する映像の為の技術。伊達じゃありません。

ライカディコマーです。
なんでバリオエルマーを使わないのか謎ですが
なにか理由があるんでしょう。このカバーをとると、
けっこう間抜けです。

37ミリのフィルタが使えます。


時代はハイビジョンです。1280x720の広大な空間と
まごうことなき映像美が待っています。


まずびっくりしたのは付属品の多さ。ケーブルだけで5本もある。
キャリングポーチ(ちょっと頑丈)とかリモコンとかついてるあたり
ハイエンド機だなって思う。TZ1にはどちらもついてこなかった。



懸念の4ギガSDカードは普通に認識です。



これにより静止画は最大3680x2760ドット
あー、つまり15インチモニタ9画面分近い広大なJPEGがなんと
1192枚も撮影可能となります。
無駄なハイスペックに卒倒しそう。(笑)



さらに余計なことを言うと、640x480の撮影ならなんと3万枚も撮って
あと1000枚も撮影可能ですって計算だ。何をとるんだろう。


さらに2592x1944のサイズだとJPEG圧縮を標準と低圧縮が選べる。
高画質とファイルサイズのバランスを考えると
TIFFはファイルでかいし低圧縮のJPEGは理想系かなと。



画面で思い出したが、笑える機能を発見だ。
なんと再生する動画を選ぶ際、極小有機ELパネルに
9画面分割サムネイル表示が可能だ。どうやって見ろと
いうのだろう?




オートブラケット(露出適正+プラスの露出補正+アンダーの露出補正の3連写)も
ついてて光学10倍+デジタルズーム58倍もある。光学じゃないが手ぶれも補正だ。
なんとマクロ撮影は1cmまで接近可能だ。(TZ1は5cm〜ね)



ほぼ静止画についてはTZ1を上回ってると考えよう。
レンズがライカとかカールツァイスでないのはちょっとイヤだが
そこは価格からすればよしとしよう。

動画撮影モードも充実だ。ハイビジョンの低圧縮Mpeg4(画質最高ってことね)で
最大1時間の撮影が可能だ。

TZ1と比較すると(640x480で30fpsの条件で)TZ1が連続撮影22分
(2ギガしか認識せんので)に対し、Xacti-HD1はなんと4時間だ。
もちろんバッテリーの持ちなんかまるで考慮してないぞ。
余談だが320x240(15fps)のストリーミングサイズだと15.3時間の撮影が可能だ。

撮影を補助する機能も満載だ。
この時代によくこれだけの機能をつんだとサンヨーをほめてあげたい。
ウインド(風切音)リダクション。まさにバイクやオープンカーの
ために作られたような機能です。

さらに蛍光灯のフリッカーも軽減されます。なんとこれは50Hzの蛍光灯のみ
対応という東日本限定の機能なのがいかにもサンヨーらしい。
それとも西日本で販売されるHD1には60Hz対応なのかな?

ソフトも充実だ。あんまり興味なかったので盲点だったのですが
動画の手ぶれ補正ソフトと、横に流し撮りしたムービーファイルから
パノラマ静止画を生成するソフトがあるようです。

これは買いだ。
現時点でこれ以上のベストバイは無い。







撮影機材はこれ。
LUMIX TZ1


携帯のカメラのレンズの大きさはほぼパブロン1錠分です。
TZ1はこんな感じ。当然ですが光がガンガン入ってきます。
夏、バイクで車載にするとカナブンとかがいっぱい入ってきそうで怖いです。





素のMOVファイル

画像 ここをクリック
機材 LUMIX TZ1
動画長 約30秒
フレームレート 30fps
ビットレート 1000kb/s
画質 95%
保存形式 QuickTime(motion jpeg)
映像サイズ 640x480
ファイルサイズ 35.3MB

エンコーダはTMPEGenc
普通にMOVだと35メガ。MPEGにしても30メガちょびっと。
画質は良いが、これじゃサーバをあっというまに食いつぶす。
WMVは圧縮率が調子良いので、これを使ってみることにしましょう。

もっと理論的に。

えーと、要するに動画はJPEGのパラパラマンガなので、もっと仕組みをよく理解しよう。

1.動画のサイズはmax640x480だ。
2.フレームレートは秒間30フレーム
3.画質や滑らかさが上の2基準を下回ることはなるべく避けたい。
4.640x480ドットで2メガピクセル携帯で写真を撮ると携帯で94キロバイト
  (TZ1では最小1280x960なので400kになるため比較にならず。)
5.94キロバイト(めんどーくさいんで100キロにしましょう)で
  秒間30フレームということは、3000キロバイト=3メガバイトで1秒使用。
  
ここまでのおさらいね。

  デジカメ画質で640x480で動画撮影するには1秒取るのに3メガ必要。
  すると30秒の動画に36メガ使ってるノーマルのMOVはデジカメ画質のまま
  撮影したと同等の画質で、きわめて妥当なセンだということです。

さて、ではどこまで妥協できるか?


ノーマル

まずはノーマルでエンコード
CPUのMMX2命令やSSE命令を使えるので
わりと高速なエンコードが可能です。

画像 ここをクリック
フレームレート 29.97fps
ビットレート 1000kb
画質 84%
保存形式 WMV
ファイルサイズ 4.0MB

ここで30メガ超がいきなり4メガになったんで、
ここで終了したら負けかなと思います。


秒間10フレーム

次に、フレームレートをガンガン落として、
ドラゴンボールなみのフレームレートです


画像 ここをクリック
フレームレート 10fps
ビットレート 1000kb
画質 84%
保存形式 WMV
ファイルサイズ 3.9MB

紙芝居みたいになった割にはサイズダウンになってないNG



ビットレートを落とす
次に、フレームレートを30に戻して
ビットレートを変えてみよう。500kb落とします
画質はちょびっとあげてみましょう。

画像 ここをクリック
フレームレート 29.97fps
ビットレート 500kb
画質 84%
保存形式 WMV
ファイルサイズ 2.1MB




さらに落とす


さらに調子に乗って
ビットレートを変えてみよう。100kb に落とします

画像 ここをクリック
フレームレート 29.97fps
ビットレート 100kb
画質 89%
保存形式 WMV
ファイルサイズ 0.4MB
ちいさくなったけど、さすがにこれじゃ
看板にも何かいてあるんだか読めませんな。





けつねうろん

というわけで、結論としてTZ1での合理的なテンプレは
WMVでフレームはMAXのままビットレートを押さえる方向で。
たぶんこれは記録が640x480なんで500kでいけるだけで
720くらいのサイズで撮影すると1000kbくらのレートが
必要なのかも。